群馬県高崎市綿貫町にある「綿貫観音山古墳(わたぬきかんのんやまこふん)」。

全長97mの前方後円墳で、6世紀後半に築造されたと考えられています。
この古墳が注目されている理由のひとつが、盗掘を免れたこと。
そのため、銅製の水瓶(すいびょう)や馬具(ばぐ)、装身具(そうしんぐ)など、豪華な副葬品(ふくそうひん)がほぼ完全な状態で出土しました。
出土品の一部は国の重要文化財に指定されており、現在は群馬県立歴史博物館などで見ることができます。
綿貫観音山古墳へ

今回、実際に綿貫観音山古墳を訪れました。
古墳の墳丘だけを見るのではなく、今回のお目当ては石室の見学。
期間限定で公開されている石室の中へ入ると、1500年ほど前に造られた石室を間近で見ることができます。
古墳というと「小高い山のようなもの」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも、実際に石室の中に入ってみると、そこが1500年以上前の人々の営みとつながっている場所だということを実感できます。
なぜ「奇跡の古墳」なの?

古墳は、長い年月の中で盗掘を受けているものも少なくありません。
そんな中、綿貫観音山古墳では盗掘を免れたことで、豊富な副葬品が良好な状態で残されていました。
銅製の水瓶や馬具、装身具などの出土品からは、当時の技術や文化、さらにはこの古墳に葬られた人物の背景を考える手がかりが得られます。
「古墳の中には、どんなものが入っていたんだろう?」
そんな疑問を、実際の出土品を通して知ることができるのも、綿貫観音山古墳の魅力です。
綿貫観音山古墳の基本情報
名称: 綿貫観音山古墳
所在地: 群馬県高崎市綿貫町
墳形: 前方後円墳
全長: 約97m
築造時期: 6世紀後半
指定: 国指定史跡
アクセス
関越自動車道「高崎IC」から車で約10分。
石室の見学時間は、
4月〜10月:9:00〜17:00
11月〜3月:9:00〜16:00
となっています。
※石室の公開状況や見学時間については、訪問前に最新情報をご確認ください。


