マカオは、正式には「中華人民共和国マカオ(澳門)特別行政区」と言います。
香港から約1時間。
日帰りで往復が出来るため、日本人に人気の観光地となっています。
香港旅行で時間に余裕があるなら、少し足を伸ばしてマカオまで行ってみるのもいいですね。
マカオは約30.8平方メートルで、東京都世田谷区の約半分ほどしかありません。
しかし約656,700人と、人口密度世界一レベルなんです。
香港中心地からマカオまではフェリーで1時間ほど。
しかし言葉や地理に不安がある中でのフェリー探しは大変ですよね。
今回はチャイナフェリーターミナル最寄り駅である尖沙咀(チムサーチョイ)からの行き方や、フェリーチケットの買い方を、写真を使ってご紹介します。
マカオの場所
最初にマカオのおおまかな場所を見てみましょう。
こちらがマカオの場所になります。
香港の西にマカオがあることが分かります。
旅行誌やツアーなどでは香港とマカオがセットのように扱われていますが、歴史を見るとそれぞれが別の国の植民地だった背景から、いまだに香港マカオ間、または中国からの移動においても、入国管理のような手続きが必要です。
そのため、パスポートも必要となります。
ちなみに、国としては両方とも中国です。
香港からマカオへ出発するフェリーターミナル
香港~マカオ間にはいくつかの航路があり、多数の船が行き来しています。
なかには24時間運行路線もあり、気軽にマカオへ行くことが出来ます。
また、香港国際空港から香港に入国せず、直接マカオへ行くことも出来ます。
香港へ入国した観光客や、香港に住んでいる人が使うフェリーターミナルは2つ。
九龍(カオルーン)半島にある「中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)」と、香港島にある「香港ーマカオフェリーターミナル」です。
そして、マカオ側のフェリーターミナルは、「マカオフェリーターミナル」と「タイパフェリーターミナル」です。
この記事では九龍(カオルーン)半島にある「中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)」への行き方をご案内いたします。
中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)の場所
こちらが毎日マカオへの便がある「チャイナフェリーターミナル」です。
ビクトリアハーバーを挟んで上にある、九龍(カオルーン)半島の尖沙咀(チムサーチョイ)にあります。
尖沙咀駅から700mほど。
「チャイナフェリーターミナル」からでも、香港島側にある「香港ーマカオフェリーターミナル」からでも、ほぼ同じくらいの時間でマカオに着けるので、九龍(カオルーン)側に宿泊している方は「チャイナフェリーターミナル」を選ぶといいでしょう。
ではさっそく最寄り駅の尖沙咀駅から歩いてみましょう。
尖沙咀駅のA1出口を出て、九龍(カオルーン)公園を右手に見ながら突き当りの交差点まで歩きます。
交差点を右に曲がって真っ直ぐ進むと見えてくる「中港城」というビルの中にフェリーターミナルが入っています。
写真右奥が「中港城」です。
ビルの入口には「中国客運埠頭(China Ferry Terminal)」と書いてあるので分かりやすいです。
中に入り2階(表記では1階)に進みます。
というのも、イギリス英語のため、最初に中に入った階はG(グランドフロア)なのです。
私は日本の感覚で、地上と繋がっているG(グランドフロア)が1階だと思い、違う階でフェリーターミナルを探していました!
1階に行くには、エスカレーターを1つ上がって2階まで上る必要があったのですね。
チケットの買い方、WEBチケットの交換のしかた
チケットはインターネットを使っての事前予約と、当日窓口購入をする方法の2つ。
窓口では時間帯によっては混雑しており、9時前後の便や、夕方、または20時前後の便などは満席になることもあります。
また、マカオ行きの運行会社は「ターボジェット」と「コタイジェット」の2社あり、それぞれの運行会社でマカオ行き以外にも中国各地へ向かう便を複数扱っているのです。
さらに、席のグレードなどが選べたりと、スタッフとのコミニュケーション力も必要になってきますので、言葉が不安な方はインターネットでの事前予約がおすすめです。
ただ、インターネット予約の場合でも、窓口に並んでのチケット交換が必要になります。(提示するだけでオッケー)
そのため、当日購入の方も、WEBチケットをお持ちの方も、「ターボジェット」か「コタイジェット」どちらかの運行会社の窓口に並ぶ必要があります。
窓口の場所は、フェリーターミナルと同じ階(表記で1階)の、離境カウンター(出航出入り口)を正面に見て、ずっと右側の端っこのほうにあります。
「ターボジェット」は赤、「コタイジェット」は青いカウンターです。
行き先がマカオ半島か、コタイ地区かの差なので、行きたい方か、時間で選んで大丈夫です。
ちなみに、マカオ半島からコタイ地区まではバスやタクシーで20分ほど。
なので、現地に着いてからの移動も可能です。
当日チケットは、行き先と時間、片道か往復か、などを伝えて購入します。
WEBチケットの場合は、予約完了の携帯画面を見せるか、あらかじめプリントアウトした引き換えチケットを提示します。
こちらがバウチャーと呼ばれる予約完了画面をプリントしたもの。
また、名前確認のため、ここでもパスポートが必要となります。
様々なトラベル会社で割引チケットなどを扱っていますが、ほとんどQRコードが付いていますので、それを窓口で見せると読み取ってくれます。
チケット購入後、またはチケット引き換え後は、離境カウンターのゲートが開くのを待ちます。
時間になると長蛇の列が出来るので、他の人が並び始めたら用意する感じで充分間に合います。
ですが、チケット購入や交換、カウンターを探しながらの移動は時間がかかるので、出発時間の30分前までにはフェリーターミナルに着くようにしましょう。
出国審査
離境カウンターのゲートが開いたら、次は出国審査です。
審査には
・パスポート
・出入国カード(香港に入国する際に記入した入国カードの控え)
・フェリーチケット
が必要になります。
それと、フェリー内は冷房がガンガンにかかっているため、
・長袖の上着
を持っていくと良いです。
出国審査が終われば、チケットに書かれている乗り場まで移動するだけ。
座席も決まっているので、ゆっくりで大丈夫です。
赤いシールが座席になります。
船の乗船準備が出来たらアナウンスが流れ、いよいよ乗船です。
船の中はWi-Fiもありますので、マカオの観光スポットをゆっくり調べられますよ。
まとめ
フェリーターミナルは香港の中心街にあり、駅からも歩いて行けるので、利用する方も多いと思います。
場所や持ち物さえ事前にチェックしておけば、スムーズに辿り着けるでしょう。
最後に、大事なことをまとめておきます。
最寄駅 | 尖沙咀(チムサーチョイ)駅から徒歩10分程度 |
場所 | 中港城というビルの1階(入り口を入って1階分上に上がる) |
持ち物 |
|
フェリーチケット購入 |
|
以上「中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)の最寄り駅とチケット購入について」でした!
楽しい旅が出来ることを祈っています♪